5回目の入金と親友親子 第3章<5>

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8月は予定通り月末に10万円が振り込まれた。

娘の友達マイちゃんとその父親、私と娘の4人で中学の文化祭へ遊びに行った。
マイちゃんと父親が自然に手をつなぐ姿が羨ましくて、後ろからこっそり写真を撮る。
マイちゃんのお父さん、きっと今までしっかり娘に寄り添って育てて来たんだね。
娘さんもとても楽しそう、幸せそう。
終始、父親にニコニコと出来事を話している。本当にかわいい。

うちの娘も、マイちゃんの父親を、まるで自分の父親のように話しかけて楽しそうに過ごしている。そのうち手でも繋ぎ出すのでは無いかとヒヤヒヤドキドキした。

残念ながら道幅狭くて、3人手をつないで並んで歩くのは無理だった。

お昼に4人で中華屋へ入り、マイちゃんの父親が頼んだ餃子定食見て、我が娘が
『餃子美味しそう!ひとつちょうだい!』と言ったときには笑ったわ。

父親か?!
マイパパは笑いながらひとつ分けてくれて、4人で楽しくランチできた。楽しいね、幸せだね。
はたから見たら、完全にひとつの微笑ましい家族・・・

娘よごめんね。父親不足だよね。
※マイちゃんママは、くんのお相手で、文化祭に同行できずでした。

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